マイソール練習日記2017 Part:42
昨日はジュースなら身体が受け付けると思って近所のオーガニック食品店にりんごジュースを買いに行き、リンゴジュースを飲んでお昼変わりにした。 お昼すぎにバナナ、食べれるかな、と懲りずにまたチャレンジしては気持ち悪くなってまた吐いてしまった。
お昼すぎまでぼーっと過ごし、本も読む気にもなれず、いつも受けてる家でのスカイプの英会話レッスンも受ける気にもなれず、解剖学のクラスの時間になったので、不安はありながらもウーバーで車を読んでクラスに行った。
2時間の講義は休憩中1度トイレに行った以外はなんとか授業を受けることができた。 でも弱ってる時って英語のリスニング力も落ちるのか、先生の話す内容は理解できるんだけど、授業前にクラスメイトのイギリス人の女の子と喋ってても時々聞き取れず、何度かもう一回行って、とお願いすることがあった。
クラスが終わり、家に帰ってきて、夜、明日は練習に行きたいなぁ、と思い、ふと晩御飯を何か食べなければと思った。火曜日の夜のスイカとバナナとヨーグルトの晩御飯の大量の下痢の後は水曜の朝のグラノーラを食べた以外まともな食事らしいものを摂取できていない。
練習するには何か食べないと、と日本から持ってきた粉末の昆布だしでたまご粥を作って食べた。
弱った胃腸に日本のやさしいだしの味がしみて、とても美味しくて、なんだかほっとできる味だった。やっぱり私って日本人だなぁ、としみじみ思った。身体がどうしようもなく弱っている時は小さい頃から食べて育ってきただしの味が一番体が吸収してくれる。
その夜は下痢もとまり、吐き気もなく、朝までぐっすり寝れた。
朝起きてりんごジュースで再び栄養と水分補給してお腹の様子を見たけど、下痢は止まっているようなので練習に行ってきた。
今朝の練習場所はまた入口に近いほうで、風がとおり、この前ほど暑くない。 シャラ自体もそこまで暑くないように感じた。病み上がりの練習なので、自分の体を探るように練習していった。 スタンディングのウッティタハスタでちょっとふらつく時もあったけど、倒れるほどではなかった。
ほとんど食べ物を摂取、吸収できていない状態だし、まる2日近く寝て過ごしたから体は堅いかと思ってたけど、ジャンプスルーする時に一瞬体が持ち上がりすぎてあわててセーブしたり、スプタクルマで自分で伏せた状態で完成形にもっていくのにいつもよりがっつり股関節が動いてくれて脚がしっかり頭の後ろに行ってくれたりした。
最後のバックベンドではシャラート先生が来てくれた。
「手を歩かせて、もっと、もっと」と言われたので、踵を指先でタッチするとこまで歩かせた。
いつものようにタッチするとこまでかな、と思ったら、手を持たれて足首を掴ませてくれた。
腰のどこにもつまりや痛みを感じない。 そして足もしっかり踏ん張ることに意識を向けられる。呼吸も苦しくない。
あ、なんか今日の体、いつもと違う。。
と思った時 カムアップとなり、
「Very Good!」と笑顔で褒めてくれた。
なんだかなぁ、
とてもとても嬉しかった。
涙がでるくらい。
この2日、とてもとても身体が辛かったから。 心もしんどかったから。
なんで私はわざわざ、こんな所まで来たんだろう、とか、元々私の体はここで2か月も練習することに耐えれないんじゃないか、とか、旦那を置いてこんなに長くここにいる必要って何なんだろう、とか考えてしまう時もあった。
ネガティブな考えは体の絶不調で熱にうなされて考える余裕をなくされた後は、ただ何も考えず、ただ身体の声に耳を傾けるように呼吸をして練習したら、いつもと違う身体の感覚があった。
そんなこんなで今回一番の体調不良の後は一番の練習ができました。
まだ胃腸のケアのために食事の配慮は必要だけど、身体を労り、引き続き練習に励みます。