マイソール練習日記2017 Part:37
昨日の夜は久しぶりに長めの停電があった。
停電が2回あり、晩御飯を食べ終わった後に短い停電があり、電気が復活して、シャワーを浴びてから髪の毛をドライヤーで乾かしている時に2回目の停電があった。
2回目の停電は結構長くて、一瞬そのまま 寝てしまおうか、とも考えたけど、キッチンやら階段からの電気をつけっぱなしだし、停電だと寝室のファンも止まるから暑いし、おまけに電気式の蚊よけも作動しないから蚊にかまれるのも気になるしで、電気が復活するまで暗闇の中ストレッチして待ってた。
3月に入り、停電の頻度は増えたように思う。 昼間の停電はまだましで、夜になると本当に真っ暗になるから家にあったロウソクと日本から持ってきた小さい懐中電灯でしのいでる。
まだ実際に経験してないけど、シャワーをあびている時にいきなり真っ暗、なんて嫌だから、常に洗面所には懐中電灯を置いている。
昨日は停電もあったり、暑さでまたなかなか寝付けず、少し睡眠不足気味で朝になり、練習に向かった。
昨日のダメダメな雑念だらけ、集中できない練習から挽回しようと、ひたすら呼吸と自分の今のこの瞬間の体の感覚に意識を集中させ練習した。
思えば、ここに来て、毎朝、先生がいるマイソールクラスに通えている、そして2ヶ月、という期間、ここで練習できていること自体が私が長年願ってきたことなのだ。
ここに通いはじめた6年前から、過去4回は仕事があったから、いつも消化不良な感じで、まだまだここにいて練習していたいのに、仕事が休めないから、そんなに長期ここにいられず、泣く泣く日本に帰っていた。
「いつか、いつか、シャラート先生のマイソールで二か月練習したい」とずっと願い続け、去年仕事を辞めた後もここに来て2ヶ月練習しないと次のステップに進む気がしない、と超難関だったレジストレーションに通ることを心から願い、その願いがかなったのだ。
なのに、今、ここでの毎日の練習の瞬間に意識を集中させないで、「次のアサナ」とか「まわりの練習生」とかに意識が向かっていることがなんてもったいないことをしているんだろう、と我にかえり、メインシャラでの練習の一瞬、一瞬に意識を集中させ練習した。
練習が一通り終わり、最後のドロップバックの時にはアシスタントに入っている日本人の友人が来てくれた。「キャッチの準備はいい?」と聞かれたので、「キャッチしなくていいよ。指先タッチだけでいい」と答えたら、「でもキャッチさせろって言われたよ」と。
シャラートに足首掴ませるように言われた、と聞いて、彼がそう言ってるんなら、しょうがない、チャレンジするかっと身を任せた。
両方足首を掴ませてもらって、思わず昔の怪我のトラウマで体が堅くなるところを「リラックスして」と優しい声の日本語で言われると、ふっと体の力みがとれて、今までなら、堅い左の肩のせいでしっかりつかめない左の足首もがっつり掴めた。
終った後もそんなに腰がつまる感じもしなくて、身体も大丈夫だった。
昨日シャラートがドロップバックのアジャストに来てくれた時に体の状態を見ていたのかな、今日は掴めるっって何で分かったんだろう、ととても不思議な気分だった。
明日はレッドクラスとカンファレンスの日。 これからの残りの練習もここにこれた幸せを再度認識して練習に励みます。
写真は昨日友達と行ったイタリアンレストランのピザ。ちゃんとした石窯で焼いた日本でイタリアンレストランで食べるような味で、思わずワインが飲みたくなった。。 でもインドなので、普通のレストランにはお酒は置いてないのです。。