とっても素直な私の口の中
今日は一か月ぶりの歯医者さんへの定期健診の日。
前職の職場の近くで長年通っていた歯医者さんに退職して定期がなくなってからも定期的に通っている。
私の歯は生まれつき、もともとエナメル質がとてももろく、虫歯になりやすい。
その虫歯になりやすい歯で学生時代から社会人になって数年、いや10年近くのど飴中毒だった時期があったので、やたらと虫歯が多く、痛くなってから歯医者さんに行った時にはすでにだいぶん進行していて手遅れだったケースも多く、多くの歯が被せをしている。
それでこれ以上歯を失いたくない、と3か月に一回の定期健診を受けていたのだけど、3か月に1回でもすでに虫歯になっていることもあり、年齢とともに虫歯のリスクだけでなく、歯茎の炎症も引き起こしやすくなっていたことから月1回定期的に虫歯チェックとクリーニングをしてもらっている。
もう10年以上通い続けているけど、ずっと診てくれていた歯医者さんは昨年だったか一昨年だったか他界され、娘さんが引き継いだところに通っているのだけど、チェックとクリーニングを主にしてくれているのは歯科衛生士さんで、前の先生の時代からずっと私の口の中を見てくれている。
定期的に通っていると良くわかるのが、私の口の中はその時の精神状態をそのまま素直に表している、ということだ。
ストレス負荷が高い時や疲れている時などは歯茎が腫れやすく、実際腫れていたり、ちょっとの刺激で出血したりする。 そして唾液の質も量もイマイチだったりする。
なので口の中を見るなり、衛生士さんに「今、疲れていますか? ちょっと最近何かありました?」とか
「ストレスもあんまりなさそうですね。歯茎がとても良い状態ですし」とか、こちらが最近の精神状態を言わなくてもすぐにばれてしまう。
時には自分では ちょっと気になることがあり、若干悩んでいるかな、と思うことがあっても口の中はいたって健康だと、我ながらそんなに悩んでないのかな、と思ったり、 反対に自分ではそんなにストレスを貯めていないように思っていても口の中は「ストレスでいっぱい!!」で悲鳴を上げている状態だったこともある。
自分で自分の状態をいつも的確に見れているか、といったら そうでもない時もあることを自覚させてくれるのが歯医者さんでの口の中のチェックだ。
私は毎朝アシュタンガ・ヨーガの練習をしていて、毎朝同じことをして、自分の状態を見ているので、日々自分の状態を客観視する練習をしているのだけど、それでもたまに他人に見てもらうことで自分の状態をはたと振り返る。
自分のことを客観視する訓練を毎朝していても時には自分の主観がはいったり、感覚がマヒしていたりしてちゃんと見れていない時もある。
自分のことを客観視して自分の状態を知る、心の状態を知る、って面白い。
なんて、 ヨガの練習をしていなかったらそんな風には思わなかっただろうな。
よく言われていることだけど、心と体はつながっている。
そんなことを改めて思い出させてくれる歯の定期健診、口の健康にも心の健康にも有効です。