自分の心に正直に

気がつけばもう8月。真夏真っ盛りだ。

今月から新開地、楽の森でのマイソールクラスは週2日から3日開催になった。6月にクラスを始めた時は平日の朝7:30なんて ほとんどの人がお仕事があるし、まぁ3ヶ月は誰も来ない日が続くだろうな、、と内心思っていた。

実際にマイソールクラスを始めた最初の月は誰も来ない日のほうが多くて、基本的には「楽の森のスタジオで黙々と一人でセルフプラクティスをして、で誰も来ないと分かったら9時くらいには帰る」って日のほうがほとんどだった。

果たして誰も来ないマイソールクラスを3ヶ月続けたら自分の心折れるかなぁ、、とかさすがに凹むんやろうなぁ、、とかちょっと想像してみたけど、無謀に思えるかもしれないけど 採算は取れなくても、場所代さえもお金が入ってこなくても、 でも「アシュタンガ・ヨーガの練習を伝統的な形で伝えたい。自分の生まれ育った街で伝えたい」という思いには、どうしても自分の心に嘘がつけなかった。

きっとお金を稼ぐ目的だけであれば事務職で転職して、平日は会社員として働き、土日などにクラスをする、という選択もありだった。収入の面だけで言えばそのほうが金銭面では豊かな生活が送れるし、平日の朝3日もマイソールクラスをしなければパートタイムでも事務職パートとして働く、という働き方も多いにありだと思ったし、実のところ、つい最近まで ヨガクラスとパートタイム事務職のWワークで職さがしをしよう、と考えていた。

だから長年勉強を続けてきた英語もTOEICをうけてスコアを図り、TOEICスコアと17年の事務職経験とPCスキルがあれば、なんとかこの年齢でも再就職はできるかな、と思っていた。

でも頭ではそう考えているのに、心の部分がどうも同調してくれない。理屈っぽくて怖がりで不安になりがちな頭の中に浮かんでくる事務職での再就職をしようとする自分がいながら心の芯の部分、ハートの深い部分は全然その方向に向いてくれなくて、ハートが喜ぶのはヨガの仕事をしている時なのだ。ヨガのお話で声をかけてもらえるとホイホイ喜んでお話を聞くし、お仕事のお話はありがたくいただいてティーチングに励んでいる。クラスの前日にはクラスのことや生徒さんのことを考えている。

ついこの前まで私はヨガの仕事は50歳くらいから1本に絞って集中する前までは英文事務の経験でも積んで事務職のスキルUPもしておこう。って考えていたはずが ふと振り返れば週5日クラスをしている。。まぁクローズになるクラスもあるので毎週5日ではないけれど。。 このクラススケジュールの合間にパート事務でキャリアUPってどう見ても無理があるなぁ、、とハタと気づいた。

マイソールクラスは6月は誰も来ない日が多かったのに先月は1人とか2人とか少なくても誰かが来てくれる日のほうが多くて、誰も来ない日のほうが結果的には少なかった。 元々期待もしていないせいか、1人でも生徒さんが来てくれたらとても嬉しくて、そのおかげで心折れずにあと数ヶ月は頑張れそう、と思える。また兵庫クラスが盛況なのも心折れずに頑張れる力を貰えている。

そんな気づきの中で時折読み返すヨーガ・スートラの教え、

【正直に徹した者は行為とその結果がつき従う】という一節を思い出した。

【自分の心に正直な生活を送れば送るほど、私達はより多くの結果を見、それがまた私達を励ましてさらなる正直に向かわせる。正直が確立すると恐れのない状態がやってくる。】

本来の私の性格であればヨガのお仕事が会社員のお仕事に比べとても不安定でとてもそれ1本でお仕事をするなんて不安で不安でやってられない、と思うだろうに、なぜか そんなに怖さがなくなっていることにも気付いたり。。

あー、、こういうことなんかなぁ。。 とスートラを読みながら思った。

ヨガを始めた当初は本に書かれている文章の意味がよく分からなくて、ひたすら本を読み終えることだけに意識を向けていたけど、ヨガに出会って11年目、アシュタンガ・ヨーガのデイリープラクティスに励んで丸々9年がもうすぐ経過する段階になってやっとスートラの教えが時々、ストンと自分自身の実感として理解できるようになってきた。

ヨーガ療法のお勉強に行くと常々、「ヨーガ・スートラ、バガヴァット・ギータ、ウパニシャッド等の聖典をちゃんとお勉強しなさい」と言われているけれど、 ヨーガ療法を勉強して4年目?にしてやっとその重要性が理解できてきたように思う。

でも実際に自分の本当の理解までに至るには9年近くのアシュタンガ・ヨーガの毎朝の練習があったからこそ、理屈じゃなくて実感として理解できるようになってきたのかなぁ、とも思う。

パタビジョイス氏が「Practice,practice,practice.  All is coming..」 と言ってはった。というのもなるほど、と思う。アーサナ部分ももちろん、練習を積み重ねればできるようになる日がいつか来るけど、ヨガの教えの深い部分も練習を積み重ねていくうちにストンと腑に落ちる日がくるんだな、と思う。

そんなことを期待して練習してきたわけじゃなかったけど、 なんだか最近スートラを読み返すのがとっても面白い。

正直でありなさい、という教え、自分の心に嘘はつかない、てのも哲学の教え、というより練習をしてきたからこそ自分の心に育ってきたもので、それがスートラを開くと書かれてあった、て感じだ。

自分の心に嘘がつけなくなっているので正直に生きていたらこれからどうなっていくのか、本当にスートラの教え通りになっていくのかちょっと楽しみかも。

 

 

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