スリランカ、アーユルヴェーダ満喫滞在記 2017

お盆はクラスもお休みさせてもらって旦那はんと二人でスリランカまでアーユルヴェーダのトリートメントを受けに行ってきた。

ここ7年ほどは一人でインドにアシュタンガ・ヨーガの練習にばかり行ってきたのでたまには「ザ・バカンス」って感じで一人ではなく旦那はんとっゆっくり過ごしたかったので。

といいながらヨガにも関係あるアーユルヴェーダ施設での1週間のトリートメントを満喫してきた。 スリランカは最近私の周りの友人達も多く旅行に訪ねることが増えてきたが本格的なアーユルヴェーダトリートメントを受けれる宿泊施設が数多くある。 中には日本人経営の施設もあったり、今回私達が滞在した施設にもスリランカ人の通訳さんがいてくれてドクターとの問診などを受ける時にも通訳として同伴してくれるので英語を喋れないうちの旦那はんも通訳さんの助けを借りていた。

またホテルから空港まで送迎も別料金ではあるけどしてくれるので空港からホテルまで送迎がついて施設に滞在しアーユルヴェーダを満喫して帰るというプランで日本人女性やドイツ人女性の一人旅、あ、日本人男性の一人旅も私達が泊まった施設にはいた。

私達が泊まったところは「Heritance Ayurveda Maha Gedara」(ヘリタンス アーユルヴェーダ マハ ゲダラ)という施設。 夜遅くに空港に着き、ホテルからお迎えの車に来てもらってホテルまで連れて行ってもらい夜中2時くらいに就寝。翌日朝起きて、朝ごはんを食べてお昼前くらいに最初のドクターの問診を受けた。 体質や見た目、脈を診る脈診によって体質を言ってもらい、また最近の体の不調や気になっていることを言ってそれにあわせたトリートメントを組んでもらう。 毎日1時間半程度のトリートメントを受けたのだけど、だいたい1回30分くらいのマッサージを受けてセラピストがトリートメントごとに変わった。 30分、30分部位の違うところのオイルマッサージ、そしてハーブ温水のお風呂に入ったり、マッサージの後にスチームサウナに入ったりし、鍼治療も受けた。鍼治療は置き針でドクターが鍼をさしてくれて30分ほど、アイパックをして寝っ転がって安静にして休む。

3日目くらいからはシロダーラといって、日本ではアーユルヴェーダといえばその施術の画像がでてくるくらい有名だけど、暖めたオイルを眉間の間、おでこにたらす。目をとじて暖かいオイルをおでこに垂らされているうちに毎回寝てしまった。

シロダーラは3日間毎朝あって最終日までオイルを垂らした後は頭を洗ってはいけないと言われ、ターバンみたいに布を頭にまいて一日過ごす。シロダーラをした後はドクターからは太陽にあまり当たってはいけないし、風にあたりすぎてもいけない。 プールにつかるのも良くない。外出もせずできるだけリラックスして大人しくいること、と言われ仕方がないから午後はホテルの部屋でゆっくり本を読んで過ごした。 とても繊細なトリートメントだから 3日間するうちに眠っていた心の奥の感情が表に出てくるかもしれない、とか言われたけど、私はそこまで感情を抑えられないようなことはなかった。中には哀しくなって涙を流す人や怒りの感情などが出てくる人もいるらしい。 シロダーラで得られるリラックスの状態は一時的なものではなく、日本に帰ってからも続くとドクターは言ってたけど、今のとこよくわからない。ただヘリタンスでは3日目から3日連続でシロダーラがあったので短期の滞在ではできないそうだ。 最低でも1週間ほどは滞在しないとできない施術らしい。

ヘリタンスに泊まる前に読んでいた口コミではドクターの問診は1滞在で1回か2回と書かれていたけど、私達の滞在中は初日、3日目、4日目、5日目、6日目とシロダーラが始まってからは毎日ドクターが見てくれていた。

体調を聞かれ、それによってアーユルヴェーダのお薬の種類を変更したり、追加したりと滞在中の体調によって細やかに対応してくれた。旦那はんは最終日前日の夜中にちょっと熱が出て寝汗を大量にかき、最終日に唯一のチャンスだったから観光の予定を入れていたのだけど、キャンセルしないといけないかな、と心配していたけど、少しの微熱がでただけでその日の朝にドクターに処方してもらった薬で熱は少し下がりしんどさはなくなって元気に日本に帰ってこれた。

食事も体質によってお薦めの食べ物とそうではないものをドクターに聞き、それに合わせてビュッフェ形式で自分で食べるものと量を調節する。ほぼ毎日色んな野菜のカレーがでてきたので1週間でけっこうカレーは食べ飽きてしまった。インドにいた時でさえ自炊が基本だったので今回ほど毎日毎食カレー味の食べ物を食べ続けたことはなかったので。

朝のトリートメント前には7時から1時間のヨガクラスもあり、私はその前に4時半くらいには起きて自分のアシュタンガ・ヨーガの練習をしてからクラスに参加していた。夕方も5時から1時間のヨガクラスがあって夕方のおっちゃんのヨガの先生はでっぷりお腹がでていた先生だったけど、なかなかおもろい味のある先生だった。 木曜日にはアクアヨガとかいってプールの中でするヨガクラスなんかもあって、普段とは違った体験ができてとても面白かった。 週1回ではあるけど瞑想のクラスも夕方にあり、インドからお坊さんが来ていて瞑想のやり方を教えてくれた。 ヘリタンスではゲストはドイツ人か日本人がほとんどだったんだけど、ドイツ人のにーちゃんやおばちゃんは床に座っているだけでも苦痛みたいで最後が寝っ転がって瞑想していたみたいだけど、日本人はなんとか座って瞑想していて とても国民性がでていて面白いなぁ、と思った。

1週間、食事、トリートメント、薬、ヨガや瞑想のクラスとアーユルヴェーダの考えに基づいた生活をしてとてもエネルギーが充電された気がした。

日本では「ヨガなんて絶対しない」と言っているうちの旦那はんも熱がでた最終日だけヨガクラスはお休みしたけど、毎日まじめにクラスにでて瞑想クラスもでていたので なんだか嬉しかった。 ちょっとでも体や心の状態に意識を向けるきっかけになってたらいいな、と思う。

ヨガとアーユルヴェーダは車輪の両輪であると聞いたことがあるけど、一対のものであるらしい。 私は深くアーユルヴェーダを学んでいないので詳しくは書けないけれど、ヨガプラクティスとアーユルヴェーダの教えはとても相性が良いと思う。 今回シロダーラの施術で観光は最終日の半日だけの少ししかできなかったけど、スリランカの人々の仏教への信仰の深さも垣間見ることもできてスリランカという国に興味が沸いた。インドとはとても近く、皮膚の色も似ているけれど、インドとは違う仏教の国。人の誠実さや親切さも感じることができ スリランカであれば女性の一人旅も怖がることなくできるんだなと納得。 また機会があれば再訪したい国の一つになった。

メインエントランスからの景色

プール

アーユルヴェーダ棟は別にあり、とても大きい

朝のヨガはプールサイドで行った。波風を受けながらのヨガ

アーユルヴェーダ棟の中にあるヨガ施設 夕方のヨガはここで行った

ビーチからの夕焼けごはんの一例

ホテルの外の近くのお寺の中にあった神木 現地の人達の信仰の場所

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