マット・コリリアーノ WS@京都2017を終えて
今日で終わってしまった。マットとのマイソールプラクティス。 毎朝京都に通った1年に1度のアシュタンガ・ヨーガ強化週間。 始めのうちは毎日練習日記を書こう、と思っていたけど、結局京都まではるばる通うことや何やかんやで普段よりゆっくり家で過ごす時間が少なくて気がつけば最終日になっていた。
ワークショップが始まった頃は体のどこにも痛みがあまりない状態だったのに、昨日今日と久し振りに腰や背中が痛くて、頑張りすぎたのか、腰と背中の痛みで最後のほうはフルパワーの練習はできなかった。
普段ほぼセルフプラクティスで週に1回だけ京都で先生に見てもらう日常から毎朝先生とたくさんの練習仲間とヨガマットを並べて練習することはやっぱり違うんだなぁ、としみじみ感じた。
インド、マイソールのKPJAYIで毎朝多くの練習生と練習していた時も頑張ってはいたけど、シャラート先生に貰っているアーサナには、まだカポタアーサナはないので、毎朝カポタを先生の下で練習するとまだ、自分でこんなに腰に負担をかけているのか、と思い知らされた。
最近カポタを毎日練習していても、そんなに腰が痛くならず、アジャストされても気持ち良い、と感じる時も出てきたなぁ、と思っていたけど、それは毎朝かかとを掴むような深いバックベンドをしていなかったからで、まだ自分の体をちゃんと使えていないことを自覚した。マットに「両膝を開いてしているから毎日腰への負荷が大きくかかっているよ。」と言われて、自分でも気付いていたことだけど、やっぱり腰への負荷を自らかけていたんだな、と思った。ついつい、手を踵のほうに歩かせるほうに意識が行きがちで、足をしっかり使っているつもりでも両膝がぱかっと開いてしまう悪い癖をちゃんと直さないと、また腰を痛めることになってしまうな、と。
2週間ほどの練習で大きく何かが変わった、という感じではなく、普段の練習で足りていない所を実感したり、苦手なポーズに向き合う恐怖をなかなか払拭できなかったり、なんだか、今回は「あぁ、私ってまだまだだなぁ、、 」と思わされた。でもいつかの話の中で、苦手なポーズに何年もできるようになろうと留まって、練習して努力して毎日練習を重ねることは謙虚さを持つことができるし、その努力の過程、積み重ねには意味がある、大事なことだ、といった事をマットが話していたことには もう3年以上も1つのポーズで悪戦苦闘している私にとって、ちょっと救いになった。
確かに、こんなにどんくさくて、元々体も堅くて、体の変化も遅い私だから、できなさすぎて、謙虚さ、どころか自分に自信も持てないけど、人にアシュタンガ・ヨーガをシェアすることには自信を持ちなさい、と言ってもらえたことも私の中ではとても大きい事だった。 長年練習してきた経験、マットにもらった色んなアシュタンガ・ヨーガの教えを少しづつでいいから、ほんのちっちゃいコミュニティでいいから、いやむしろちっちゃいコミュニティの方がいいから、自信を持って伝えていきなさい、と言ってもらえたことはどんなお免状や資格を貰うことよりも心に響いて嬉しかった。 もちろん、まだまだ私は未熟だし、至らないことも多いけれど、伝統的なアシュタンガ・ヨーガをずっと習ってきて、練習を重ねてきたことは嘘ではないから私のできる限り、努力して神戸にもアシュタンガ・ヨーガを練習する人がもっと増える日が来ればいいな、と思う。
マットのワークショップでは毎年、長年の練習仲間と再会してヨガマットを並べて練習するのも、また楽しいことの一つだった。セルフプラクティスに変える6年前までは毎朝大阪のヨガスタジオに通っていたから普段から多くの仲間と練習していたけれど、月日が経ち、それぞれの練習場所も変化してマットのワークショップでしか会わない仲間と再会するのもなんだか同窓会みたいな感じで好きだった。 マットが京都に来るのはまた来年、その時はまたここで再会する仲間とヨガマットを並べて練習する日がくるまで、日々の練習に励んでいこう。
写真はマイソール京都の1コーナー。グルジも見守る一角。 いつもながらりえ先生やスタッフの皆さんに感謝。