怖がるな
昨日も夜9時すぎには寝て朝はゆっくり6時半前に起きた。前日はレッドクラスで朝早く起きないといけなかったから今日はたっぷり睡眠をとった。といっても昨日もそういえば練習後2度寝してたな。ここでは日本にいる時より圧倒的に睡眠時間が長い。 日本で一日9時間半なんて寝ようものなら翌日はあまり眠れないのにここでは毎日たっぷり睡眠をとっても寝れてしまう。そこまでハードなことをしていないはずなのに不思議だ。
今朝もいつものように1時間半近く待ってから練習を始めた。今朝は気温が低く、朝外で待っていると寒いくらいだった。今日の練習場所は一番後ろの列で、いつもは外の風が入ってくるのが暑すぎなくてちょうど良いのだけど、今朝はその涼しい風で汗の量があまり多くなかったように思う。
長時間座り続けていたのを練習でほぐしていった。
今日から先週もらったラグバジュラアーサナまでの練習だ。ベカアーサナまでは背筋の痛みに慣れていたけれど、ダヌラアーサナ、ウシュトラアーサナ、ラグバジュラアーサナとやっていくとやはり背筋が痛む。 ただ不思議なのがダヌラアーサナで痛い! っと思っても背中を使っていくうちに痛みに慣れてなんとか動かせるようになっていく。 最後のバックベンドも痛いながらもしっかり内ももを閉める意識を向けて仙骨あたりに意識を向けてやっていくと胸も開いて痛いながらもできてしまう。 なんなんだろうなー今回の痛め方。。と思いながらカムアップしてドロップバックしているとシャラート師匠が来てくれた。
バックベンドする前に
「手を足のほうに歩かせてからしっかり手と足を伸ばしなさい。そしてまた足のほうに手を歩かせて伸ばす、少しづつ深めていきなさい。 怖がらないようにな。」
とぼそっと言われた。
はい、と答え、言われた通りにゆっくり手を足のほうに歩かせては伸ばし、また歩かせては伸ばし、と深めていった。今日は右手はかかとをタッチできたけど左手はギリギリのところでタッチできなかった。
「怖がるな」
前シーズンに言われたことを再び思い出した。
「お前の体はもうバックベンドで足首キャッチできる体になっている。だけど、足首を掴ませようとすると体が強張っているからつかめないんだ。」
て言われたこと。
覚えていてくれたのかな。 前回のこと、そして5年か6年前 酷く腰を怪我した状態でここに来て練習していたこと。
怪我をしていた当時は スプタクルマアーサナでアシスタントの人が私のアジャストメントをしようとするのを腰を怪我しているからとストップをかけてくれていた。
怪我した状態での練習、そして回復してからの練習、年数を経て体が変化してバックベンドで足首キャッチできるくらいの体に変化しても怪我のトラウマが邪魔して体がすくんでしまうこと、
ひょっとして覚えていてくれたのかな、と思った。 今は背中の筋肉の痛みもあるのも気づかれているのか、指先がかかとに触れる程度の深さのバックベンドでOKとしてくれているのも体の状態を察知してくれているのだろうな、と思う。
実際にそのことを喋ったわけではないので、確かではないけれど、なんとなく感じ、やはりこの人はすごい人だな、と今さらながらに思った。
筋肉の痛みがまだ続いているのでガッツリ深いバックベンドはできないけれど、自分の体の痛みと向き合いながら、そして昔のトラウマを少しでも克服できるように練習していかないとな、と思った。
さて午後からは再びサンスクリット語クラスに出てきます。 朝のアーサナプラクティスと午後のお勉強を併用するのが今の私には丁度良いバランスになっています。
写真はこの前マイソールパレスに行った時に見つけたパレス内の敷地でくつろいでいたワンコ達。