手放す Let it go
昨日の午後2週間ぶりに整体の先生の所に行って今の腰と背中の状態を見てもらった。 前回より状態は悪化し、少し背中を反らせるだけで痛いみが走ること、でもねじり系のアーサナや前屈系のアーサナは痛みが全くでないことなどを伝え筋肉の状態を見てもらった。
自分である程度予想していたとおり、右側の腰、背中、お腹の筋肉が炎症を起こしていて、脊椎のディスクが少し詰まっていると言われた。背中の筋肉だけかと思っていたらお腹の筋肉も使いすぎて堅くなり、固まっていると。 腰まわりの筋肉をすべてほぐしてもらい、脊椎の牽引をするということでいつもの施術に加え、牽引で40分ほど追加で施術してもらった。帰り際、薬局で炎症止めの薬を買って飲むように言われ、帰り道薬局に寄って薬を買って帰宅した。
帰ってからは同じ家で別の部屋に住んでいる友人のお部屋にお邪魔して3人で夕方のお茶をして色んな話をした。
友人にも話したが、今回自分でも薄々気づいてはいたけれど、第三者の視点から筋肉が炎症を起こしている間はバックベンドは控えたほうがいい。と言ってもらえたことでやっと諦めがついた。 マイソールに来て、せっかくシャラート師匠の下で練習しているんだから、めいいっぱいの練習をして少しでもシャラート師匠からアーサナを貰いたい。 何やかんや分かったようなことを書いていても私の根底にある願望は「進みたい。」だったのだ。 で、今回アーサナを希望どおり貰えたけれど、いざ練習をしてみると 自分で自分の体の状態をどんどん悪化させていってた。日本ではラグバジュラアーサナまではそんなに自分で負担がかかるアーサナだとは思っていなかったし、そんなに自分の限界までの練習ではないからOKだろうと思っていた。
思い返せば、日本で少し痛めたかな、という背中の筋肉、潜在的にあった怪我の要素はここに来て練習していくうちに自分のエゴと一緒に大きくなってついに爆発した。 日本で同じことを練習していても、恐らくこんなに自分で自分の体に負担をかけなかっただろうな、と思う。ここに来て練習する、ということで無意識に自分で自分を追い込んで悪化させていったのだ。
今回下痢や発熱といった病気には今のところならず、寝込むことなく練習できている、と思いきやこんなところに落とし穴があろうとは思ってもみなかった。 やはりここは不思議な場所だ。アーサナの練習だけならば日本でも全然できるんだけど、ここで練習する、ということ自体で何か自分のエゴであったり弱さであったり、と向き合わなければならない課題を突きつけられている感じがする。
友人にぽろっと言われたのは サラスワティシャラで練習した時だけ健康なまま帰ってきて、シャラート師匠の下での練習では毎回何か病気や怪我と云った出来事が起きるのは自分の深いどこかの心の部分が抵抗しているのかもね。と言われたことだ。
私の何かが抵抗して反発して、心の抵抗が病気や怪我を引き起こしている。。
初めて言われたことだったけど、本当にそうかもな、と思う。
この怪我も日本での練習であればここまでにはならなかっただろう。今回特に深いバックベンドを強要されたわけでもない。痛みがある、ということでセーブしてきたつもりだったのに、悪化していった。 病気にしても何が原因かと特定できることは今まで最初の1回目だけであとは分かっていない。
ここでただマットの上に立ち練習する、ということが健康で怪我がなければできないことだ。無事何事もなく練習が毎日できている、ということ自体がとても幸せなことなんだ、ということを毎回否が応でも感じさせられる。
アーサナの部分ではない自分の心の深い部分が取り組まなければならない課題、それが具体的にどう、だとはまだ理解できていないけれど、 来週からの練習は怪我を悪化させないように、痛みが一日でも早くなくなるように、練習の仕方をセーブして治癒にむかえるように取り組んでいこうと思う。
メインシャラ、ここはやはり不思議な場所だ。 メインシャラ、ゴクラムの町、マイソールの町は日本や他の場所で練習することとはやはり何かが違うんだろうな。