ヴァータ過剰を整える

昨日は午後に治療法を無我夢中で探しまくっていた時に予約していたアーユルヴェーダのオイルマッサージに行ってきた。　暴風雨のように心の中が吹き荒れていたことに気がついてからは、あまり治療で痛みを軽減したい、という感じではなくなっていたけれど、予約してしまっているのをキャンセルするのも何なのでそのまま施術を受けに行ってきた。

シャラの近くにあるSWASTHA、というお店、実は７年前に初めてここに来た時に一度アーユルヴェーダマッサージを受けたことがあったけど、当時の印象はなんか２人がかりでやってくれたマッサージが全然良い感じではなく、こそばゆいだけで良い印象を持っていなかった。だから今の場所に移転してからはシャラの近くだし、やたらと値段が高い気もしたし、それ以来利用していなかった。　この前アーシャラからオイルマッサージが良いかもよ、と言われ、お店に聞きに行った時、怪我をしているから痛みを軽減したいことを伝えたら、別の時間にアポイントを取ってくれて話を詳しく聞いてくれて、今の私の症状はアーユルヴェーダでいうヴァータ過剰な状態でバランスを崩しているからヴァータの状態を整えるためにキャスターオイルよりもごま油でオイルマッサージをしたほうが良い、と言われていたので、その日の施術はゴマ油でたっぷりと１時間半近くマッサージしてもらった。

頭のマッサージから始まり、首回り、肩、背中、とまずは座った状態でマッサージされ、その後は仰向けに寝っ転がり、再び頭のマッサージ、顔のマッサージ、前の全身、その後、背面の全身、と女の人２人がかりでしてもらい、その後はスチームサウナで前回も入った、顔だけだして、体全部は鉄の棺桶みたいな金属製の入れ物に入ってサウナで全身をあっためた。

サウナに入った時はめっちゃ温かくて、　あ、私、冷えていたんだ、日本と違って長いことお風呂の湯舟に入れないから体の芯から冷えていたんだ。　と気が付いた。サウナから出るとオイルと水蒸気で濡れた体も拭いてくれ、施術が終わった。　前回来た時の印象と全然違って各段に良くなっていたことにビックリした。

帰り際、カウンセリングをしてくれたお店のオーナーらしき男性がノートで名前とメールアドレスなどと一緒に感想を書いてほしい、と言って書かされたので、お客からのフィードバックもちゃんと集めてサービスに反映しているのだろうな、と思ってこの変化の大きさに納得した。

家に帰ってからは同じアパートの別の部屋から友人２人のお喋りする声が聞こえてきて、一瞬、私もまぜてー！　と仲間に入れてもらいたい気持ちだったけど、オイルマッサージの後は静かにゆっくり過ごしたほうが良い、と聞いていたので、ぐっとこらえて家で一人静かに過ごし、シャワーでゴマ油を流して晩御飯を食べ、　瞑想をしてゆっくり寝た。

今朝は目覚ましをかけず自然に目が覚めるまでゆっくり寝て、起きたら再び瞑想をし、部屋の掃除をして今シーズン初めて１年目から３年目まで常宿にしていたカフェにブランチを食べに行った。

いつもは練習時間が遅いのでなかなか来るタイミングがなく、やっと来れた。　一人だとそれでもどこかで外食、という気分にもなれず、誰も一緒に行く人がいないと家で自炊していたけれど、一人を静かに楽しむことも必要だな、と思い来てみた。　毎朝食べていた朝食、カフェの雰囲気、どこも懐かしい。　お店の中と表の外のスペースは人でぎゅうぎゅうでひしめき合っていて、一瞬帰ろうかとドン引きしたけれど、裏のお庭のスペースは静かでお一人様の客さんもけっこういて、ほっと安心して静かにブランチを満喫した。

今日は午後からは友人とお出かけする予定。　一人で過ごすぞ！っと思ったけど、　お誘いを受けるととっても嬉しくてホイホイついて行く。　基本、寂しがり屋なんだけど、　一人でゆっくり静かに座る時間を作ったら少しづつ本来の自分に戻れてきた気がする。

アーユルヴェーダでいう、ヴァータがめちゃくちゃ過剰だったのをオイルマッサージと静かに座ることでバランスが取れる感じだろうか。。座ることは毎日続けて様子を見てみよう。

SWASTHAのレセプションに置かれていた神様