土曜日レッドと終盤に近付いたカンファレンス
最近になって急に暑くなってきた。今までは夜足湯して体がちょうど温まっていたけれど、昨日くらいから足湯の後、瞑想していると額からたらたらと汗が吹き出しでくるようになった。寝る時ももう毛布2枚に折ってかぶると暑くて折らずに薄い状態で丁度良くなってきた。 昨日は朝ゆっくり寝過ぎたせいか夜はなかなか寝付けずにいた。
朝になり、準備をして3日ぶりの練習でシャラに向かった。土曜日のレッドクラスから練習再開だ。今日も一瞬この前のド厚かましい女性が無理くりマットをねじ込んでこないか警戒したけど、今日はそんなことはなく、よくお隣になる人と並んで練習した。レッドクラス、だんだん回数を重ねるごとに何となく自分がよくマットを敷く場所が決まってきて、周りの人もだいたい似たような感じで似たような場所に敷くようになるので、周りの顔ぶれも同じようなメンバーになってくる。 今日もバックベンドまではサクサク動けて休む前よりも背中と腰の状態は回復していっているように感じた。バックベンドはまだ本調子ではないけれど、これはこれで楽しもう、と気持ちを切り替えてからはそんなに落ち込むことも苛立つこともなくなった。・
レッドクラスが終わり、急いで家に帰って身支度を整え、再びカンファレンスでシャラに向かった。 先週まではぎゅうぎゅうに詰めて座っていても暑く感じなかったのに、今日はなんだか暑く感じた。やっぱり夏がやって来た感じだ。 いつものように前半はお話、後半は質疑応答、だったけど、色んな話が出た中で心に残ったこと、
ギータを読みなさい、始めは理解できなくても何度も繰り返し読みなさい、ギータの中には沢山のヨガの教えが詰まっている。ヨギ―は何か学んだからとか、練習したから結果を得よう、と期待して練習するものではない。何の執着もなく、期待もなくただ練習する。 ヨギ―と学者は違う、本や様々な他の書物から知識を得て覚えて、たとえサンスクリット語のクラスができるくらいになろうとも、それはヨギ―ではない。 ヨギ―、ヨガをする人はヨガの教えを自分の練習を通して実際の生活に落とし込んでいく人のことだ。頭でっかちな知識だけ詰め込んでも何の意味もない。 実際に練習で経験し、経験から学んだことを実際の生活、ヨガマットを離れた場面の日常生活に生かしていくことが大事なのだ。 私の祖父(パタビジョイス氏のこと)はよく99%プラクティス、1%のセオリーとよく言っていたが、そのことを多くの人が誤解して、99%練習の意味を朝から晩までヨガマットの上でアーサナの練習をすることだと誤解している。いつも言っているがアーサナは一つの枝でしかない。 練習で得た学びの経験を人生に生かしていくことがヨガの練習だ、といったニュアンスの話など、他にもたくさんあるけれど、そのまま全部書けるほど全部覚えれていない。何かの拍子にふっと心に沸いてきたり思い出したりするのだろうけど。
今日のお話は練習生として練習への向き合い方と合わせて、ヨガの先生として、どうあるべきか、どう行動していくべきか、と言った話もたくさん出てきた。 今までのシーズンよりもリピーターがほとんどで沢山のオーサライズティーチャーもいるからそういった話になったのだろう。 今回のカンファレンスで3人、サーティファイドティーチャー(オーサライズティーチャーの上の上級指導者資格)として発表してはった。 シャラート師匠が冗談ぽく、今回、カンファレンスでみんなの前で公にしたのはティーチャートレーニングなんてしないように、の意味もあるんだ、てな感じで言ってはった。
毎シーズンいつも言ってはるけれど、アシュタンガ・ヨーガにティーチャートレーニングはない、10日間でいくらお金を払ったから明日からヨガの先生ね、なんてのはアシュタンガ・ヨーガの伝統的教えに反するから絶対にやってくれるな、と。 例えば集中トレーニング、といった形で学びを深めるためのコースはありかもしれないがそれが即先生として認めます、なんてものはない、て話もしてはった。良く体が曲がる人が良い先生という意味ではない、ということも話してはった。 伝統的教えを伝えていく、オーサライズティーチャーは自分のシャラを持って伝統的アシュタンガ・ヨーガをちゃんと伝えていく、 そしてオーサライズティーチャーではなかったとしても、アシュタンガ・ヨーガを伝えていく、と決めたからには真摯に長期的に伝えることを続けていくように、てな話も聞いて、 私自身、なんか気がついたら一昨年から怖いもの知らずに無謀にもクラスをスタートさせてしまったけれど、 始めたからには真面目に真摯にやはり出来る限り長く続けていかなけれなならないな、と改めて心に思った。
サーティファイドティーチャーの発表など、だんだん終わりが近づいてきたのだなぁ、とふともうすぐここでの練習生活が終わるのか、と急に実感が沸いてきてもうそんな時期なのか、と思った。 カンファレンスは来週でラストだ。再来週の土曜日は普通のカンファレンスはなく、シャラート師匠と写真撮影の機会らしいから、お話を聞けるのも次回でラストだ。 本当にどんどん日々が過ぎていく。
カンファレンスでシャラに入る順番待ちの行列。空が青い。やはり夏の空になってきた。