ヨギーニが届いた
つい先日、ヨガの雑誌、ヨギーニが自宅に届いていた。4月に東京の友人からのご縁でアシュタンガ・ヨーガの練習生活で変化したことなどについてのアンケートに思いもかけず答え、そのお礼ということでヨギーニ編集部からヨギーニの雑誌を送ってもらえたのだ。
前回のマイソールでの滞在中、ヨギーニ編集部がアシュタンガ・ヨーガの特集をする、ということで編集部の人が同じ屋根の下に住む友人にインタビューしていたので、いつ発売されるのかな、ととても楽しみにしていたので届いた時はとても嬉しかった。 先週の土曜日の発売日には見れず、日曜日に近所の本屋さんで立ち読みしようかと思ったけど売り切れで見れず、今週の月曜日に生徒さんが買った本をパラパラと見させてもらって火曜日にやーっと手元に届いた。 ページをめくるとあちこちにたくさんの練習仲間の写真や名前が掲載されていて、まるでヨガ仲間のアルバムみたいで練習仲間が活躍している写真がとても嬉しく、またシャラート師匠のインタビューや最近とんと習えていないタリック師の記事等、なんだかとっても嬉しくて嬉しくて、
「あー 私はやっぱりアシュタンガ・ヨーガLOVEだわ。 ヨガの雑誌が先生や練習仲間のアルバムみたいに感じられるってなんて幸せなんだろう」とか思っていた。 今回のヨギーニのアンケートでアシュタンガ・ヨーガの練習生活で変わったことについて考えさせられることがあったのだけど、アンケートに答えたことで考えるきっかけになったのか、クラスに来てくれている生徒さん達の変化が最近とても感じられて嬉しい。
例えば、練習を始めた当初はそんなに汗をかく体質ではなかったのに、練習を続けるうちにとても汗かきになり、練習では滝のように汗を流し、それがとても気持ちが良い、という人が何人も出てきたり、 日常生活でコンビニのスティックサラダが美味しくなく感じるようになったからちゃんとスーパーで野菜を買って自分で調理する機会が増えた、とか、身体の変化に伴いポーズが取れるようになってきたことも嬉しい変化だけど、体質が変化してきたり、以前は感じなかった食べる事、食べ物に関心が出てきたりと感覚が変化してきたり、心の感じ方が変化してきた、というお話を聞けると、
やっぱりアシュタンガ・ヨーガの持つ力ってすごいなぁ。と思う。もちろん本人の練習の積み重ねなしには成しえないことなんだけど、伝統的なヨーガの練習にはやはり、伝統になるだけの理由があり、地道に根気強く練習を続けていくとそれだけ本人が変化していくことができるんだなぁ、と改めて思い出させてくれている。
アシュタンガ・ヨーガはすごく表層的にとらえるとすごくアクロバティックなポーズが出てきたり、すごいポーズができる人を観ると自分にはそんなこと絶対無理やからアシュタンガ・ヨーガなんてできないわ、なんて思ってしまう人もいるかもしれないけれど、派手なポーズは単なる一側面にしかすぎず、 本当はとても地味にコツコツと練習を何年も積み重ねていくとても地味なヨガの流派であり、ポーズの練習を通して自分の内面に向き合い自分の弱さや悪い癖をぶちこわし強くしなやかな心と体に作り替えていく日々の瞑想と鍛錬なのだと思う。
地道に練習を積み重ねていても時には何年もの努力が報われないと感じることが出てきたり、壁にぶち当たって心折れそうになったりすることも出てくる時もあるけれど、それでも諦めずに練習をただ淡々と続けていく。時には達成感を感じてとても嬉しくなることもあったり、時には怪我や痛みで苦しんだり、でもそんなアップダウンを繰り返しながら続けていくと、ふと過去を振り返った時、大きく変化していく自分に気づくことが出てくる。
こんなに日々の練習を課され、肉体的にも精神的にも続ける強い意志がなければ人生かけて続けていくことは困難かもしれない、と思う流派だけど、きっと真剣に長年取り組むからこそ、自分の成長や変化、楽しさを感じられるのだろうな、と思う。
ヨギーニって雑誌にまるまるアシュタンガ・ヨーガが特集される日が来たことをとても嬉しく思う。 単なる流行ではなくてアシュタンガ・ヨーガが日本にどっしりと根差してくれたらいいな。。