嘆く暇があったら集中しよう
気がつけば6月も明日で終わり。1年の半分が過ぎようとしている。日々の練習を通して日の出の時間の変化や気温の変化、季節の変化を感じているけれど、最近はとても湿気が多く練習をしてすぐに滝のように汗が噴き出す。
先月の京都でマットに練習を見てもらってからもう早1ヶ月近くが経とうとしている。インドから帰国し、マットに練習を見てもらい、そしてまた独り孤独な練習生活に戻ってから少しして ふと心にマットから言われた言葉が度々心に蘇る。
「カヨ、もっと練習に集中したら君の練習はきっともっと変わるよ」
あの言葉の意味を考えながら練習していく日々が続いている。
常に集中しよう、 できないアーサナを嘆く暇があったら1分でも1秒でも練習中の集中力をキープし続けよう。 と思いながら練習していくと毎日ではないけれど、今まで感じなかった身体の感覚が生まれてきた。 プライマリーから一つ一つ丁寧に意識を向けて練習すると今まで自分は何をやっていたんだろう、と思うことも出てくるくらい、体の感覚の微細な変化を感じ取れるようになってきた。
今すごく練習が再び面白くてしょうがない。
練習生活が長くなり常々感じているけれど、やっぱり私は運動神経が鈍い。苦手なポーズは毎朝毎朝、何年も何年もそれこそ数えきれないくらいの練習をやりこまないとなかなかできるようになる感覚が生まれてこないなぁ、と思っていた。 子供の時からの運動が苦手、体が堅い、という自分自身の苦手意識、コンプレックスから「できなくて当然」のスタンスがしつこく心にこびりついて、その思い込みを外すのにすごく時間がかかってきた。
でも最近改めて、 嘆いている暇があったら集中しよう、と心に決めてからは そんな苦手意識の思い込みの頑固さがちょっとマシになってきたような感じがしている。
他の人を羨んだり、自分なんてどうせできないし、って卑下する心は余計に身体をできないように方向づけているのはないかな、とふと思うようになった。 自分自身を過小評価も過大評価もせず、ただ今取り組んでいるポーズに意識を深く集中させること、そして呼吸を深めること、とてもシンプルなことなんだけど、 改めてしっかり意識していくと今までの練習での感覚とは違う面白さがでてきて、久しぶりに練習に対してワクワクする気持ちが沸いてきている。
外側から見たら何か難しいアーサナができるようになったとか、思いっきり体が変化してきた、とかいうわけではないけれど、集中力を高めることを目標に練習を続けていけば、しっかり体力がつき、体も強くなっていける気がしている。
やっぱりアシュタンガ・ヨーガって奥が深い。 何年やっていても全く飽きる気配は微塵もない。 来月もしっかり集中して練習できるように取り組もう。
今週末は土日連続でクラスがあります。明日はハーフプライマリーLED、明後日はマイソールクラスになります。両日ともに兵庫駅前、土日家さんでのクラスになります。 まだご予約可能ですので、もし良ければご参加下さいね。