呼吸の大切さを味わう

先週くらいからこの猛暑の疲れなのか、風邪をひいてしまったと思ったら風邪ではなくて、持病の喘息が過去最強に悪化してしまった。　クラスを始めてから体調を崩したことがほとんどなかったのに初めて不覚にも壊してしまった。

生まれた時からのアレルギー体質でアトピー性皮膚炎、喘息とも子供の時に発症し、成長するにつれて治癒したと思っていたら３５歳を超えたくらいから再び発症してしまい、それでも深刻な状況ではなく、アトピー性皮膚炎持ちだと人に伝えても信じてもらえないくらいだけど、少し体力が低下している時にお手入れ方法で間違えたりすると皮膚科のお世話になることになる。

喘息も激しい発作は全く起きていなかったのに、今回初めて自分の咳で夜眠れない、子供の時に味わった、あの喉の奥でぜいぜいと音がする状況が再びやってくるなんて思ってもいなかった。

発作が極力起こらないように長期的に管理するお薬を大人喘息を発症してからは毎日吸引しているけれど、それだけでは今の気管の炎症は収めることができず、強いステロイドの飲み薬を処方してもらって昨日から服用すると少しはマシにはなったけど、それでも咳が止められない。

でも不思議なことに練習はできる。。体は動く。昨日は京都まで自分の練習に行っていたけど、練習していても咳こんで中断してしまう時がしばしばあったけど、でもこんな状況の練習だからこそ、呼吸のありがたさ、大切さをしっかりと感じながら練習ができている。

息を吐けること、息を吸えること、空気が体の中に入り出ていくことにより繊細に意識を向けることができる。　こんな当たり前のことがありがたいなぁ、と思える。　子供の時は感じれなかったこと。　子供の時はひたすら苦しくて苦しくて、何で私だけがこんな目にあわなければならないんだ、と兄弟でも弟は全くアレルギーを持って生まれず、私だけがアレルギー体質に生まれたことを恨めしく思ったりしたこともあった。なんでこんな弱い私に産んだんだ、って。

呼吸に深く意識を向けながらふと、　昔は本当に弱っちい私だったな、と。今の私はそんな体質は変わっていないけれど、アシュタンガ・ヨーガの練習生活のおかげでずいぶん強くなれた。練習中は練習していない時よりも呼吸がしやすく、まるで呼吸が御馳走のように感じられる。

そんな意識を持ちながら練習していくとこんな体調なのに練習はしやすい。いつも苦しくてしょうがないカポタアーサナでもより深く呼吸に集中するといつもより身体に優しく、先生にアジャストしてもらっても身体が抵抗せず、すっとアーサナに入っていけた。

今朝の新開地での練習でも再び深く呼吸に集中して練習でき、少しドロップバックから着地し、後屈で深めていく時の背骨を下に下す感覚を繊細に感じることができた。

ヨガの練習をしてからアトピーや喘息が再発した時、何でヨガの練習をこんなにやってるのにそんな病気を発症してしまうのか、信じられなくて一瞬、ヨガの練習ってたいして身体を強くしてるわけでのないのかな、とちょっと疑ってしまった時があったけど、生まれ持った体質は簡単に変えられなくても、そんな症状にも前向きに対処できる力を与えられていることに気づいた。

子供の時はそんな自分の体に対処する心も体も持ち合わせていなかった。でも今は病気が発症したとしても適切に医療の力を借り、時にはお薬の力も借りて、でも練習では常に病気に向き合う強さやしなやかさを養い続けていく。

ヨガをしているからって無敵になるわけじゃない。　でもやっていなかった頃の自分とは全然違う。

やっぱり私にはアシュタンガ・ヨーガが必要だ。　身体の面でもアシュタンガ・ヨーガをやっていなかったら、きっともっと大変なことになっていただろう。心の面からももっと生きづらかっただろう。　なんて、今さらだけど、　アシュタンガ・ヨーガの良さを心から実感している。

 

さて、今週末は台風が近畿地方に接近しそうで心配ですが、今のところ、明日土曜日はビギナーズLED、日曜日はマイソールクラスと兵庫駅前土日家さんで開催予定です。土曜日のクラスは心配なさそうですが、日曜日のマイソールクラスも開催予定ですが、JRが運休してしまうような状況になれば休講になる可能性もありますので、ホームページを明日の夜、明後日の朝とチェックしてくださいね。　極力開催するつもりではありますが、最近自然災害が頻発しているので念のためお知らせしておきます。　日曜日も無事クラス開催できるよう祈ります。　土曜日曜もまだ充分定員まで余裕がありますので、もしよければご予約下さい。