節目の月
気が付けばもう10月になった。 お彼岸が過ぎたくらいからすっかり秋になり、朝の新開地マイソールクラスでも窓ガラスがみんなの熱気でくもる日もでてきた。
今日はクラスはお休みの日で朝から京都まで練習に行ってきた。 いつも練習でお世話になっているマイソール京都が移転して初めての練習、 あらかじめ場所は分かっていたけど、一体どんな感じのシャラになっているのかわくわくしてシャラを訪れた。
新しいシャラは以前の場所より少し大宮駅に近くなり、ビルの2階にある。 今までのシャラは楽の森と同様、ドアをあけたらすぐにみんなが練習している空間だったけど、新しいシャラは入口から入って右に行けば女性用の更衣室、左に行けばシャラ、シャラの手前には坪庭があるという作りで入っていきなり、誰もいなくてどうしよ、と面食らったけど、 入って目の前に小さなサインがあって、更衣室はこっち、練習場はこちら、って案内で理解して更衣室で着替えを済ませ、練習を始めた。
練習場自体は縦に長い空間で一番前の列で先生が練習している姿が見えた。 2ヶ月以上ぶりに見かける後ろ姿にテンション上がってとっても嬉しくなったけど、練習場はただ静かにみんなの呼吸が聞こえてくるだけの静かな空間は新しいシャラになっても変わらない。 すぐに自分も静かモードに入って練習を始めた。 先生といつもの練習仲間に囲まれてする練習は場所が変わってもやはりいつもの空気感だ。 浮ついた心や目線が泳ぐと自分でも集中しなきゃ、と自然に自分の内側に意識が向かっていく。
移転前の最後の練習日は全然調子が悪かったけど、今朝は途中意識が外に向かってしまう時が少しあったくらいで淡々と練習ができた。最後のバックベンドで先生に来てもらい、前屈で背中を押してもらっている時はなぜだか、再びとっても嬉しい気持ちでいっぱいになっていた。 最近は神戸でのクラスの時間が増え、自分がクラスを運営していく、指導していく立場に立つ機会が多くなったので、好きなこと、自分で選んだこととはいえ、無意識に気が張っている。 京都にくると本当に単なる1生徒でいられる、先生がいてくれる、ってこと自体が自分がほっと気が張っているのが緩んでいける。安心できる。
新しい場所での練習も何年もかけてまた深めていけそうだ。
マイソール京都が新しいシャラに移転したのは10月。そして10月は私がアシュタンガ・ヨーガに出会ってちょうど丸々10年が経過した月になる。
2年前に土日家での私にとって最初のアシュタンガ・ヨーガのクラスを開催したのも10月だった。 そしてヨガに出会うきっかけになった私の母が他界したのも17年前の10月だった。
ふと思い返せば色んな節目の月が10月だったな、と振り返る。
さて、節目の月を迎えて気持ちも新たにまた練習に、クラスに、と励んでいくぞーっと。