不合格

今日から練習再開。いつもの時間にシャラに行くといつも早く来るメンバーがすでにシャラ前の階段の上で待っていはった。不思議と同じ練習時間でも早めに来る人、遅めに来る人とだいたいみんな来る時間が決まってくる。そして暗黙の了解で同じ6時グループでもシャラに早く来た順で練習に入っていく。もちろん、スモール(背の低い人)、トール(背の高い人)と呼ばれるとその順番も少しはイレギュラーになるのだけれど。

私も自分の練習の順番が回ってきてシャラに入り練習開始。今日の場所はシャラの真ん中、一番奥から2番目。以前3月にあまりの暑さに脱水症状になった場所。まぁその時は下痢続きで体内に水分が普段よりだいぶん少なかったからなのだけど。。

3日丸々休んだ後の練習はどんな感じか探りながら練習していった。シッティングアーサナに入るともう滝のように汗が出てきていた。やはりスプタクルマアーサナで背中の痛みが気になる。セカンドに入り後屈系のアーサナでもやはり背中のつっぱりが気になるけど、これ以上酷くしないように練習していった。 そしてカポタ。1回目は自分でやって、2回目、、確か先週見せろと言ってはったよな、と思ったら 後ろのほうで「Yes、 Show me」と声がする。

振り返るとシャラート先生だった。 てっきりじっくり待たないと気づいてもらえないのかと思ったら全然そんなことなくて1回目が終わったとたんに声が飛んできた。

だからアジャストしてもらわないと踵つかめないんだけどなぁ。。デビッド先生どこだろ? 私の所来てーー!!と思いっきり彼に視線を送っているのに来てくれない。。 一瞬目が合ったのに来てくれない・・

なんでだよう。。 と思っていたら別の女性アシスタントが来て「ヘルプいる?」と聞いてきた。「私デビッドに来てほしいんだけど。。そんでシャラート先生が見せろって言ってるんんだけど」っといったら「デビッド」うんぬんは思いっきり無視で「だからヘルプいる?」「彼はあなたがやっているところ離れていても見てるから大丈夫よ」というのでヘルプをお願いした。 でも全然彼女のアジャスト、苦手な左から掴ませようとするもんだから初めから届くわけもなく。。 一瞬日本での練習でも先生のアジャストのおかげやここでもデビット先生のおかげで掴めているのかな、と思ったくらい全く掴める気配もない感じだった。

思わず全然信頼できない、、、と起き上がってきたら「もっと足使わないと」と言われて「そんなの分かってるよ」と内心ぼやいていたらシャラート先生がやってきて隣の人のドロップバックのアジャストしながら「私がやるから」とその女性アシスタントを下がらせていた。

「一回は自分でまずしなさい」と言われたので自分でもう一度やって先生のアジャストを待った。シャラート先生にアシストしてもらう初めてのカポタ、デビット先生と同様とてもソフト。。まず右側はさっくり掴ませてもらい、続いて左手。。始め足の裏の真ん中に置かれたので掴ませないのかな?と思ったら「ひじを伸ばして」と言われ肘を伸ばし、足でもうひと踏ん張りしたらさっくりと左も軽く掴めた。 「しっかり両方つかんで」と言われたのでキープしてから起き上がってきたら そのまま何も言わずにまた違う人のところにアジャストに行ってしまった。

何も言われなかった。。 次のアーサナの名前は一切何も言われなかった。。

これってこのままカポタで頑張れってことなんだよね。。と何故か激しく落ち込んだ。

おかしいもので、つい先週見せろと言われるまでは今期はカポタまでをひたすら頑張ろうと意気込んでいたのに、いざ見せろと言われてからは先のアーサナもらえるかな、と期待が膨らんでしまい、友人達からもカポタで必ずしもかかとを自分で掴めなくても先に進む人はいるよ、と聞かされて、きっと私はそっちのタイプなのだと期待してしまっていた。

どんなに努力しても自分で踵掴めない人もいるからそこは先に進ませているよ、って聞いてすでにカポタに取り組んで6年近く経過していても未だ踵を自力で掴めないから、それはそれでOKもらえるのかな、と期待していただけにガッカリ感が半端なかった。

アーサナの進度に執着しがちなこの練習システムがある意味アシュタンガヨガの罠的な部分だと分かっていたはずなのに期待した後の失望感で泣きそうになっている自分が愚かでおかしかった。 ドロップバックが終わり更衣室にフィニッシングに行って練習が終わるまで頭の中は激しく落ち込む自分、そんな自分を冷めた目で見ている自分、そこからなんとかポジティブに切り替えようとする自分、と忙しくいろんな心が練習している私の体の中を駆け巡った。

練習が終わりココナッツを飲んでいると前シーズンも練習時間が一緒で今シーズンも練習時間が一緒のスイス人の女の人と少しお喋りした。 練習どう?と聞かれたので「なんか試験に不合格した気分なの。 カポタ見せろって言われて彼にアジャストしてもらったけど結局何も言われなかったし」と言ったら「彼が何も言わないってことは自分でかかと掴めるようになるだろ」ってことでしょ」「そんなに背骨堅くない、柔らかいって思ってるってことなんじゃないの」って言われた。 「私も以前カポタ5回もやってそれでもつかめなくて苦労していたら お前自分で掴めるくらい背骨柔らかいのに何故自分で掴まない?って言われたことあるもの」っと言ってはった。

「でも私、自分の国ですでにカポタ6年やってるけど未だつかめないんだよ。。怪我もしてきたし。。」と返したら、とっても同情した表情をされて「お気の毒。。でもいつか掴めるわよ」ってな話をした。

その彼女も今シーズンは膝をひどく怪我していて日に日に悪くなっているらしい。 色んなマッサージに行ったり、私も前まで行っていた激痛マッサージの先生の所にも行ったらしいけど改善しなかったと聞いたので今行っている鍼の先生のことを教えてあげた。 みんな怪我や痛みを時には抱えながらそれでも練習に励んでいる。私も何やかんや言いながら練習に来れている。 今期は以前よりシャラート先生が見ていないようで見られている感じがしているし、アーサナは進まなかったけど、先生の下で練習できていること自体が幸せなことだよな、と思い直した。いや思い直そうとした。

まるで気分のジェットコースター。期待してずどーんと落ち込んで、そしてまた浮上しようと頑張るという。。 気分がこんなだからそりゃ身体もアップダウン激しいよな、とか思った。まだまだ精進が足りません。。 そんなわけで変わらず明日もカポタまでの練習をしっかり頑張ります。

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