カッコよく練習する必要なんてない
5月のゴールデンウイークも終わってすっかり平日モードになりました。 ゴールデンウイーク中はいつも通ってくださっている生徒さん達以外にも遠方から帰省されている方のドロップインや数年ぶりのお久しぶりの生徒さんは練習に来られたりと 普段とは違うシャラでのクラスでした。
初めましての方がお越しいただいた時にご自分の練習を「カッコよくは全然練習できないです」てな感じのことを言われたことがあって 思わず、カッコよく練習する必要なんて全然ないです。 と即答してしまいました。
また別の機会でいつも通っている生徒さんがら知り合いの人や友達にアシュタンガヨガ、やってみない?と誘っても「あんまハードなヨガ、ようせん」とか「あんなアクロバティックなポーズできない」と嫌煙されちゃうのよね。 てな話も聞く機会がありました。
世間で思われているアシュタンガヨガのイメージって
アクロバティックなポーズをカッコよく練習する
てのがイメージなのか、 と最近の生徒さん達との会話の中で思いました。 ソーシャルメディアでの情報が沢山出回るようになりアシュタンガヨガ人口も昔に比べたらすごく増えて 得られる情報も沢山になってきたけれど 一般的なイメージってそんな感じでだから カッコよく練習できない自分に劣等感感じたり、 ポーズがどんどん進む自分に優越感感じたり
練習していない人達からしたら あんなポーズ、ようやらん てなるんだろうな。。と改めて気づかされました。
本当はそんなことないのに。
でも自分の思い込みのフィルターがかかっていると そんなイメージが固定化されてアシュタンガヨガの世界に踏み込むのに躊躇したり 練習していてもなかなかポーズができない自分に劣等感を抱いたりするのだと思います。
ご自分がどんな場所で練習するのか、どんな先生に習うのか、 どんな人達に囲まれて練習するのかによっても、練習に対するイメージって影響されると思います。 ある練習場では先生はコツコツ練習すること自体が大事、と伝えていても集まってくる生徒さん達の雰囲気がアーサナの競争みたいになっている練習場所もあるかもしれないし、 ある場所によってはアシュタンガヨガ、という練習スタイルだけど、 町の健康体操的な年齢問わず、 マイペースに練習している場所かもしれないし、 対人と人とのクラスなので練習場所(シャラ)によっても、練習生にとって居心地の良い場所なのか、 居づらい場所なのか、 相性もあると思います。
昔に比べたら練習場所も増えたので練習生はご自分が居心地の良いと感じる場所を選べるようになってきたのだと思います。
私も長年の練習期間を経て、自分が居心地が良いと思える練習できる場所は京都のシャラなので神戸から京都まで遠いですが通っています。 クラスがあるから毎日は通えないですけれど。
やっぱり自分が居心地が良いと思えるシャラで練習するのは自宅で一人で練習しているよりもパワーを貰えるし、モチベーションも継続できます。
Savitiriのシャラも少人数ですが 細々とマイソールクラスを継続して開催しています。 カッコ悪くてもいいし、体が硬くてもいいし、 一般の普通の人がマイペースに淡々と練習できる場所を目指してクラスをやっています。
それぞれのペースの速さでアシュタンガヨガの道を歩いていけたらいいなと思うのです。