沢山のポーズしないと損?
どんな時も普段、自分がもらっているラストポーズまで練習しないと気が済まない
せっかく シャラに練習に来てるんだから ラストポーズまでの練習をしないなんて なんか損した気がする
これは 昔、 私が 先生から
かよちゃん、 集中できない時は あえてスタンディングまでだけをしっかり集中して練習する、とかしてみたら?
て 提案された時、 頭に浮かんだ事だ。
もう10年近く前だったか、 それよりも近い昔だったか、 覚えてないのだけれど、 確か 体の痛みに苦しんで、もがいていた時の事。
腰を酷く痛めたのは 練習を始めて3年目の時だったけれど、 それからちょっと時が経った時のように思う。
夜寝ていても腰の痛みに苦しんでいた時もセカンドのポーズはお休みしてもフルプライマリーは練習していた。
色んな治療に行ったり、 練習を試行錯誤してやり方を模索していたけれど、 フルプライマリーよりも もっと少ないポーズを練習する、 とか 我ながら考えられなかった。
わざわざ、 神戸から京都まで、2時間かけて練習しに行って、 スタンディングだけで終わるなんて、 損やん。。
て思って 先生の言葉を受け入れられなかった。
でも あれから 随分と年数が経過して 練習を深めていくうちにやっと理解できてきた。
別に 沢山のポーズを練習するから クラス代のモトとったわけでもないし、 スタンディングポーズだけしか練習しないから 支払い損、なんて そんなアホな話ではなかったなぁ、 と。
怪我や痛みがある時はなおさら、 今までの体の使い方を本当の意味で見直すのに、 沢山のポーズを練習したら集中力が持続しない場合は ポーズの数は減らした方が絶対良い。
シャラに行って 先生に習うのは 何もラストポーズだけではない。 例えスリアナマスカラからでも、 自分独りだけでは気がつかない視点で教えをもらえたりする。
だけど、 練習してまだ数年とか経験が浅かったり、 ポーズを先へ先へ進みたい、 て欲が強い時は そんな先生の言葉もなかなか心に届かない。
アシュタンガヨガは 何歳からでも練習を始められるけど、 練習を続けてきて 怪我や痛みが出たり、 人生でしんどい時に 独りよがりな固定概念に支配されて 沢山のポーズをすることを良し、 とすると、 なかなか 練習の継続は大変になるなぁ、、 と思う。
それが、 体が良く動く人は セカンドやサードなどのアドバンスポーズで 壁にぶち当たる人もいれば、 体を今まで動かしてなくて硬い人はハーフプライマリーとか、それ以前のポーズの場合もあって個人差がある。
だけど、共通しているのは、この、いつのまにか頭の中で作りあげられた、アシュタンガヨガの練習に対する固定概念をぶっ壊して
新しい練習に対する向き合い方を確立するのが、本当の意味での練習生活の始まりなのかな、 と思う。
少なくとも 私個人の経験ではそうだった。
だから、 練習の壁にぶち当たる時、 心折れそうになる時、 体の痛みに苦しんでいる時、 そこで 今までのパターンを変えることなく 練習から離れてしまうのは めっちゃ勿体ない。
まぁ、 練習生活14年超えてもうすぐ15年が経過しようとしてるけど、 未だに 未熟な自分を思い知らされる。 我欲がまだまだ私は強いみたいだ。
だけど、 やっぱり 途中で投げ出さず、 取り組んできて良かったな、 と思っている。 かっこ悪かろうと、 あっちこっちに頭ぶつけてたんこぶ作りながらであろうと、 続けてきたから 先生の言葉の意味も数年後とかでも理解できたら、 あ、 私 ちょいと成長できたかな? とか思えるのは やはり楽しい。
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